アリババグループ傘下の螞蟻金融有限公司は1月4日(水)、ネット支払いサービス「支付宝(アリペイ)」の2016年利用統計を発表。上海市における同サービス利用者1回あたりの利用平均額が1万6800元、平均年間総額は14万8400元で、いずれも全国1位だったことがわかった。
また移動端末からの利用が全体の71%を占め、前年比6ポイント増。ネットショッピングのほか、スーパーでの買い物や家賃支払いなど、QRコードを読み込んで支払う決済システムが浸透し、生活の一部になっていることを裏付ける結果となった。さらに、カード不要のクレジットサービス「花唄」利用者は前年比58・57%増、利用総額は180%増。一方金銭借り入れサービス「借唄」の取引額は、16年下半期だけで118・53%の増加で、新たな消費行動が市民に受け入れられていると見られる。
そのほか1月27日(金)の春節を目前に、関連商品の購入場所が、従来のスーパーやショッピングモールからネットへと移行しつつあることが話題になっている。専門家は、今後年末年始の買い物では、価格の安さよりも商品の質のよさが求められるだろうと予測している。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2017年1月13日発行号