上海市公安局交通警察総隊は最近、デリバリーサイト「餓了麼」と協力し、同サイトの配達員の交通違反取り締まりを強化すると発表した。
この取り組みは、静安区で試験的に実施。警官が道路上で配達員の交通違反を発見した際、該当バイクとデリバリーボックスに印字されたナンバーをスマートフォンで撮影し、「餓了麼」管理者と「微信(We Chat)」で連絡を取る。同社責任者によると、スタッフの交通違反を減少させるだけでなく、配達員の受注量や配達経路も改善できる見込み。
また、市にある48カ所の同社配送代理店のスタッフが交通違反を犯した場合、「餓了麼」が200~500元の罰金を代理店に課すと言う。さらに、2回以上の交通違反者がスタッフ全体の20%に達すると、営業を停止し、警察での研修を義務化する。
ほか市では、今年1~9月のネット詐欺事件解決率が昨年比24・43%、容疑者の逮捕率が同比193・4%上昇した。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2018年10月26日発行号