国家鉄道局は9月18日(月)、上海‐ラサ間をつなぐ鉄道路線を、10月1日(日)より正式に開通することを発表した。
同路線は隔日で運行され、列車番号は上り線がT164/5、下り線がT166/3となる。上り線は、16時11分に上海を出発し、無錫、南京、鄭州、西安、西寧、ゴルムドなどを経由、翌々日の19時50分にラサに到着する。下り線は、8時32分にラサを出発し、同じ経由地を通って、翌々日の13時45分に上海に到着する。いずれも所要時間は約52時間。
路線開通に合わせ、各旅行社も、上海発のラサ観光ツアーを新たに多数準備している。ただ、ラサは海抜3000㍍以上の高地に位置するため、鉄道によってラサ入りする旅行客に対しては、高山病の発症が懸念されている。鉄道局は旅行客に向けて、「ラサ到着後、炭水化物・水分を多くとることで、高山病は軽減できる。命に関わることもあるため、重症の場合はすぐ低地に移動すること」と注意を呼びかけている。
(9月19日)
~上海ジャピオン9月22日発行号より