美術史に名を残す場所
「1933老場坊」や「多倫路文化名人街」「魯迅公園」など、ガイドブックに必ず載るような観光スポットが多い虹口区。北外灘は開発が進み、美しい建物が次々と建てられている。
虹口区のランドマーク「虹口足球場」向かいにある「公園坊」は、〝弄堂〟という昔ながらの住居で、今も地元の人々が暮らしている。一見すると普通の建物だが、ここの24号棟は1932年に「野風画会」が発足した、中国美術史の中で重要な意味を持つ場所だ。
建物自体は、軌道交通駅からほど近く、エレベーターが設置されている棟も。物件としても高い人気を誇る。
~上海ジャピオン2021年7月2日号