楊貴妃も愛した白キクラゲ

――朝晩は涼しくなり、秋の訪れを感じます。味覚の秋、とりわけキノコが好きなのですが、先生の一押しのキノコを教えてください。

先生　長寿や美容のために、楊貴妃など古代美女も好んで食べたといわれる「白キクラゲ（銀耳）」がオススメです。

 

――普通のキクラゲのアルビノですか？

先生　いいえ、異なる種類のキノコで、キクラゲは血を補う作用を持ちますが、白キクラゲは身体を潤す作用を持っています。白キクラゲには、美肌や美髪に深く関わるコラーゲンやビオチンが豊富に含まれていて、アンチエイジングにピッタリです。

 

――そのままでは食べられませんよね？

先生　そうですね。白キクラゲは、一般的に乾燥した状態で販売されるため、冷水に３～４時間浸して戻す必要があります。毎日食べられる、ほんのり甘くて美味しいスープを紹介しましょう。柔らかく戻した白キクラゲ１個をよく洗い、硬い部分を取り除いて食べやすい大きさにちぎります。ハスの実20粒も水に入れて柔らかくします。これらと種を除いたナツメ５個、氷砂糖適量、水適量を鍋に入れ、１時間煮込んだら完成です。消化不良の人や風邪気味の人が食べる時には注意が必要です。糖尿病の人は砂糖を入れずに作ってくださいね。