天然的生活~水芹(セリ)

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風邪の諸症状にセリを

ナズナ、ハコベラ、スズシロとともに、
春の七草として知られるセリ。
野草としての性質が強く、水辺などでも見かけられる。
鍋料理に用いられるほか、
お浸しや天ぷらなどにして食べられる。
セリは、カロテン、ビタミンC、鉄、カルシウム、
カリウムなどを含んでおり、免疫力を高めて、
感染症を予防すると言われる。
また特有の香りが、健胃、食欲増進に役立つ。
中国医学でセリは、肝臓の気の流れを
よくする野菜として知られ、身体の熱を取り除き、
血圧を下げるほか、利尿作用に優れるという。
また、血液を浄化する働きもあり、
生理不順の改善などにも有効なのだとか。
中国の家庭では、発熱や咳など、
風邪の諸症状の緩和を目的に、
セリを食べる習慣があるようだ。
旬のセリを使う「サワラとセリの中華炒め」を紹介。
作り方は、熱したフライパンにゴマ油を引き、
サワラの両面を強火でこんがり焼く。
おろし生姜、水、オイスターソース、みりん、
醤油、ゴマ油、青ネギ、セリを加え、
フタをして5分間中火で煮こみ、
火を止めて味をなじませればできあがり。
清涼な香りから、リラックス効果もあると言われるセリ。
体調を崩しやすい季節の変わり目は、葉のお浸しや、
丸ごと揚げる天ぷらなどで気軽に取り入れ、
身体の免疫力を高めよう。

~上海ジャピオン2013年3月15日号

 

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