めし屋のアイドル 第34回 おじゃれ

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 日本料理店密集地帯の和平広場の一角に、八丈島の郷土料理を食べさせる店がある。
店名の「おじゃれ」は、島の方言で「いらっしゃい」の意味。
八丈島出身という店の女将さんが、島の家庭料理を手作りする。
 その女将さんが娘のように可愛がっているのが、由美さんだ。
今年4月のオープン時から働いており、女将さんは
「この子は本当に眼がきれいなのよ。やっぱり心がきれいだからね」と彼女をほめる。

天真爛漫な性格

 心がきれいと言われるだけあって、サービスは真心がこもっていて丁寧だ。
元気の良さとハキハキした受け答えが好まれ、
お客さんの中には由美さんの顔を見によくやってくる人もいるという。
由美さんも、常連さんの顔と名前はほとんど覚えているそうだ。
 「お客さんにはうちの店に来て、満足して帰って欲しい」と語る由美さん。
人と接するのが得意で、天真爛漫な性格がお客さんをホッとさせてくれるのだ。

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島風の焼き餃子

 店には手作りの「里芋の田舎煮」(15元)などの島料理が並ぶが、
由美さんのオススメは「明日葉入り焼き餃子」(20元/6個)だ。
明日葉のほろ苦さが豚肉とマッチし、いくつ食べてももたれない。
 「私は八丈島は行ったことないけど、島の料理はとっても美味しいですよ」という由美さん。
今日もキラキラの瞳でお客さんをもてなしている。

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~上海ジャピオン9月3日号より

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