めし屋のアイドル 第19回 楓雅

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トレードマークは笑顔

 外灘に並ぶ重厚壮麗なオールド上海の建築物を一望しながら、日本料理を味わう。
日本料理店「楓雅」は、黄浦江を挟んだ浦東側に位置し、広々とした窓から上海らしい景色を見渡せる。
 その店内で一際笑顔がまぶしいのが、営業補佐のそんさん。
お客さんが店にやってくると率先して声をかけ、笑顔で出迎える。
「笑顔を見たら、誰でも楽しくなるでしょ。お客さんにはお店に来て楽しんで欲しいから」と、本人は言う。

デートと勘違い

 明るい雰囲気がお客さんを和ませるせいか、声を掛けられることも多い。
ニコニコしながら料理を出しに行くと、
「楽しそうだね、今日は仕事のあとデートの約束でもしているの」
なんて冗談交じりに聞かれたりすることもあった。
 予約の電話を受けるときも、元気がいい。
ハキハキとした応対で、安心感がある。
日本語もなかなか上手で、日本語の予約はすべて彼女が引き受ける。
「休みの日でも掛かってくるのは大変だけど、お客さんから電話が来るのはうれしい」
と、また笑顔。

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コース料理も充実

ところで同店では5月28日(金)まで「ジャピオンを見た」で、198元のコース料理を150元としている。
同コースは「ハタとアワビ茸の羽二重蒸し」など、9品の日本料理を楽しめる。
「コースはいろいろ食べられて美味しいですよ」とそんさんもイチオシだ。
彼女の笑顔を見に、一度足を運んでみよう。

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~上海ジャピオン5月21日号より

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