大阪大学大学院卒業。中国語教育経験8年のベテラン講師。親切でフレンドリーな性格で「楽しく学べる」授業を心掛け、特に女子生徒に人気です♪
老師のオススメ!
この本は歴史学者、易中天が三国志について解説したものです。
三国志を小説、映画、ドラマ化する上で生まれた、歴史上の人物や史実に対する誤った知識、イメージを払拭、本来の姿を教えてくれます。
テーマだけ聞けば、堅苦しさを感じるかもしれませんが、易中天の文章は軽妙な言い回しや冗談を織り交ぜ、読み手を飽きさせません。
豪気な印象の曹操が、遺書に長々と家族のことを綴っていることなど、偉人の意外な一面やクスッと笑える豆知識が満載。
ユーモアたっぷりで、歴史が好きになる一作です♪
あらすじ
CCTV(中国中央テレビ)の番組『百家講壇』にて、2006年より放送された三国志の解説コーナー『易中天品三国』の内容を、解説担当の易中天教授がまとめたもの。
「劉備、関羽、張飛の3人は、同じベッドで寝るほど仲が良かったと伝えられていますが、それでは彼らの妻たちはどうしていたのか?」とか、
「空蝉の計を始め、諸葛亮(孔明)には数多くの逸話があるが、実際はどうだったのか?」など世間一般に信じられている三国志のイメージと史実の齟齬などを、具体例を挙げながら面白おかしく解説する。
わかりやすく楽しい情報を満載した同作が、三国志の魅力を教えてくれる。
~上海ジャピオン2015年4月24日号