矯正中の歯磨き残しに
――娘がこの秋から歯科矯正を始めました。器具が付いている部分の歯が磨きにくいみたいなのですが、どうすればいいですか。
先生 矯正していると、普通の歯ブラシでは器具の周辺をしっかりと磨けず、磨き残しが多くなってしまいます。そんな時は、この「歯間ブラシ」を使いましょう。
――名前は聞いたことがあります。
先生 歯間ブラシは、主に矯正をしている人や歯周病にかかっている人が使う専用のブラシです。使い方は親指と人差し指でこのブラシをつまみ、歯と器具の隙間の上から、そして下からそれぞれ丁寧に磨いていきましょう。面倒かもしれませんが、金具の部分すべてに対して行ってくださいね。この際、あまり力を入れ過ぎると歯肉を傷付けてしまう恐れがあるので、気を付けましょう。そのほか、歯並びが悪く、通常のブラシが歯にフィットしない人にもオススメです。
――そうなんですね。使う際の注意点はありますか。
先生 矯正をしている間は、朝晩の歯磨き後に必ず歯間ブラシを使用してください。またこのブラシはキャップ付きで、1週間ほど使うことができます。しっかり歯を磨き、清潔な口腔環境を保ちましょうね。
~上海ジャピオン2017年11月10日発行号