お医者さんの御用達〜モモ

食欲不振の朝にモモ

――朝から気温が高く、食欲が出ません。

先生 うだるような暑さがまだ続きますね。そんな時は「モモ」を食べましょう。

――モモならスーパーで手に入りますね!

先生 モモは、ペクチンやカリウム、カテキン、鉄分、マグネシウムなど様々な栄養がバランスよく含まれています。特に、冷えやむくみが起きやすい夏に、身体を温める効能のあるモモを食べることは、夏バテ予防の観点からもオススメ。モモには100㌘当たり40㌔カロリーがありますが、果糖がメインのため、血糖の上昇も比較的緩やかです。ペクチンは腸内細菌を増やし、大腸の機能を整えることで便秘を改善する効果や、血糖値上昇を抑える効果が期待できます。さらに、モモの赤い部分を食べると褐色脂肪細胞が増えるといわれており、糖尿病の改善効果が期待されているんですよ。

――食べ方や注意点を教えてください。

先生 1日1個程度、生のままいただくのが一番。食欲がない朝は、朝食時に少し食べると食欲改善に繋がります。皮にも栄養がたくさんあるため、皮ごと食べましょう。なおリンゴなどバラ科の植物、白樺などカバノキ科の花粉にアレルギーがある人は、口腔アレルギーを起こしやすいので注意してください。

~上海ジャピオン2020年9月4日発行号

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