上海方言発音者の選抜開始 11年に音声データバンク設立

 上海市語学委員会は、2011年1月に「上海方言文化音声データバンク」を設立するため、
市内全域で音声収録に参加する発音者を公募している。
近日、浦東新区恵南鎮で、初めての発音者の選抜面接を試験的に行うことが決まった。
 同データバンクは、08年に国が設立を決定したもので、衰退しつつある方言を保存するため、
生粋の方言の音声などを収録する計画が進められてきた。
これを受け、同委員会は今年5月に市内13カ所で調査を行い、
浦東新区と松江区を第1期のモデル地域に選抜した。
 今回選抜する発音者については、出生時期が41年~50年、71年~80年のいずれかに限定。
また、両親が生まれも育ちも同地区で、
本人は同地区を続けて2年以上離れたことがないなど、厳密な条件を定めている。
(8月13日)

~上海ジャピオン8月20日号より

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