最近の水産品市場の盛況ぶりに伴い、鮮魚の水槽中に、人体に有害な過炭酸ナトリウムが使用される恐れがあるとして、市食品監督所が注意を呼びかけている。
過炭酸ナトリウムは、水中の酸素濃度を上げ、鮮魚を活き活き見せる効果があるため、「魚浮霊」の名で一部で使用されることがある。しかし同物質は漂白剤としても使用されるもので、人体が接種した場合、肝臓や腎臓、知能への悪影響があり、発癌の恐れもある。
食品監督所では、市場の水産品の98%は安全であるとした上で、頻繁に水を交換できない水槽では同物質が使用されることがあると警告している。同物質を摂取した魚は、鱗に光沢がなく、目が混濁しているという。(9月14日)
~上海ジャピオン9月21日発行号より