2005年末から2006年にかけて、静安環球大厦や静安嘉里中心大厦、盧湾瑞安広場などのオフィスビルで、ノート型パソコンの窃盗事件が相次いでいる。盗難にあったパソコンは10台あまり。これまでに公安局は事件後の調べで、容疑者の男性2人を摘発している。
公安局の調べによると、これまでの犯罪は全て同一グループによるものとみられている。犯人グループの犯行手順は、背広を着用してオフィス内の人間を装い、ビル内に進入するというもの。犯行時間帯は17時~20時の退社時間を狙っていた。
公安局では、犯罪の続発を防ぐためオフィスの物業管理部門に対し、防犯設備が正常に機能するように、再点検などを促がしている。また、管理の徹底として、訪問者の登記を義務付けるなどの方法をとるように要求している。市民に対しては、オフィス内での防犯意識の向上を呼びかけている。(3月7日)
~上海ジャピオン2006年3月10日発行号より