即席麺から殺虫剤成分検出 中国国内の製品は無関係

 日本で日清食品の即席麺「カップヌードル」から殺虫剤などの主成分であるパラジクロロベンゼンが検出された問題を受けて、日清中国公司は、10月26日(日)、中国国内で販売中の同製品は、原料の調達や製造・加工の工程が日本の製品とは違うとし、今回の問題との関連を否定する声明を発表した。
 同公司によると、中国市場で販売している同製品は、中国産材料を使って中国国内で製造されているという。
 また日本の日清食品は、10月23日(木)に会見を開き、日本で同製品約50万食を回収することを発表。なお同社工場ではパラジクロロベンゼンは使われていないことから、製造過程での混入については否定し、出荷後に何らかの理由で混入したのではないかとの見解を示した。
 パラジクロロベンゼンは、刺激性のある揮発性有機化合物で、主に殺虫剤や消臭剤に使われる。通常の使用範囲では、健康被害を及ぼすことはないとされている。(10月27日)

~上海ジャピオン10月31日発行号より

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