上海市では、最近、軌道交通２号線駅の一部構内に、移動式ブックスタンドが置かれ、市民に好評を博している。

同スタンドは、駅構内に店舗を構える「愛知書店」が、今年１月に設置を開始。利用者は木製の料金箱に１元を入れ、本を借りることができる。現在の設置数は30カ所超。

同書店関係者によると、書籍の紛失率は５％程度で、最も人の往来の激しい箇所でも、30％を超えないという。また今年に入り、同店では図書の寄付活動も実施。約２０００冊の児童向け書籍を、出稼ぎ労働者の子どもに送る活動を始めている。（７月14日）

～上海ジャピオン２０１３年７月１９日号