住宅ローン優遇策を発表 中古物件の需要が増える

上海市や北京市、広東省広州市などでは9月1日(金)から、市民の初めての住宅購入に関する住宅ローン優遇策を発表した。

この政策は〝認房不認貸〟と呼ばれるもので、住宅購入者は過去の信用記録に関係なく、初めての住宅購入で有利な融資を受けられるようになるもの。またこれに先駆け中国人民銀行らは8月31日(木)に、住宅購入に際する頭金の比率を引き下げる発表をしており、頭金比率は全国一律で1軒目20%以上、2軒目以上は30%以上とするよう通達している。

これを受け上海市では、中古物件の需要が増加。大手不動産会社社員は「優遇政策が発表された翌日、中古物件の内見予約が1・5倍に増えた。中古物件は大家が価格を決めるので、市場が動くのは遅いかもしれないが、よい物件の価格が一時的に上がれば状況はよくなるはずだ」と話した。(9月2日)

 

(写真は東方ネットより)

~上海ジャピオン2023年9月8日

 

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