ゴーイング☆ハイウェイ~国道321号㊷

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混浴温泉で一汗流す

オレはウルフ。ロードバイク好きの留学生。中国の国道を自転車で旅してるんだ。

広州市から南寧市まで国道325線を完走したぜ! どうやって帰ろうか悩んでたんだけど、南寧で会ったトラックの運転手が、広州まで一緒に乗せてってくれたんだ。今度はここから成都市まで北西方向に伸びる321号線を走るぞ。

さて、好調に走り始めて45㌔、三水区に入ったぞ。汗もかいてきたし、「三水温泉度假村」で一風呂浴びよう。ふぅ~、中国の温泉は水着着用だから男女混浴でサイコー♪ パワーチャージ完了、次の街を目指すぞ!

村を救った仙女の像

ようやく肇慶市に到着。この街は西江という河に臨んでいて、東に斧柯山(ふかざん)がそびえているんだ。そしてこの辺りで掘り出される石から作られるのが、あの高級硯「端渓硯」なんだって。買って行きたい気もするけど、バイク乗りには荷物になるから断念だ。

せっかくだから景勝地「肇慶星湖風景名勝区」に寄っていこう。この「七星岩」、入場料78元は少々高いが、水面に岩山が反射する風景は山水画みたいで、入る価値アリだぞ。「仙女湖」は入場料160元!? 外から眺めるだけでいいや。お、湖の中に金色の仙女像が立ってるぞ。伝説では不作が続く村の田んぼに自分の乳を血が出るまで搾って、飢餓を救ったんだとか…女性は強いな。

ひょ~湖を照らす夕焼けが絶景だ。横のカップル達、いちゃつきやがって…よし、今夜は肇慶市名物のチマキ「肇慶裹蒸」に明朝時代から続くキノコ料理「鼎湖上素」をかっこんで明日に備えるか。さあ、次の街を目指してゴーイングハイウェイ!

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~上海ジャピオン2016年02月05日発行号

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