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感情の起伏を使う
サイコロゲームの中で、中国人の間で一番人気とも言われているのがこの「吹牛」。
?ツキを当てるトランプゲーム「ダウト」感覚のゲームだ。
上級者になると、心理的な駆け引きが重要になってくる。
【遊び方】
人数:2~5人ほど
①各自5個のサイコロをカップに入れて振り、ほかの人に見られないように数字を見る。
「1」はオールマイティーで、2~6のどの数字にも換算できる。
②サイコロの目と、その目が場に合計いくつあるかを順番に当てていく。
3人なら「3个2(サンガアール、3つの2)」、
4人なら「4个2(スーガアール、4つの2)」以上の数字から始まり、
次の人は「○个○」のどちらかの数字を1つ以上釣り上げて言わなくてはいけない。
数字は、中国語で発音できるようにしておこう。
③「3个3」、「4个3」、「4个4」、「5个5」…。
こんな具合にゲームは進む。
続いて誰かが「7个5(7つの5)」と言ったとする。
こんなにたくさん「5」があるはずない。
そう思ったら「開(カイ)!」と発声して、みんなのカップを開く。
④?ツキを見破れたらあなたの勝ち、外れたら負けとなる。
声のトーンや数字の大きさなどから判断し、?を見破ろう。
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足し算で燃えろ
2つのサイコロの出た目の数字の合計で、ドリンクの罰ゲームを行うサイコロ遊び。
足し算さえできれば、誰でもすぐに遊べるのが魅力だ。
ルールは簡単だが、ハマると果てしなくドリンクを飲むことになる。
ちなみに、「9」は中国の「酒(ジウ)」と発音が同じ。
さり気なくダジャレになっている。
【遊び方】
人数:2~10人ほど
①罰ゲーム用のドリンクを用意。サイコロ2つを順番に振る。
②2つの目を足した合計が「3、4、5、10、11、12」なら何もなし。
「6」なら振る順番をリバース。
「7」なら罰ゲーム用のドリンクにさらに飲み物を注ぎ足し、もう一度振る。
ドリンクの量は、「コップ3杯まで」などと上限を決めておこう。
③「8」が出たら、罰ゲーム用のドリンクを半分飲んでもう一度振る。
「9」が出たら、全部飲み干してもう一度振る。
④「1」が2つ出たら「王様」として好きな命令を下し、もう一度振る。
場合によっては、「次に5を出した人は、右の人にキス」なんて命令もアリかも。
ちなみに、合計の目が「6」か「8」が出る確率は、
それぞれ約7分の1で、「7」は6分の1、「9」は9分の1だ。
これを知っているだけでも、精神的に落ち着いた状態でサイコロを振れるはず。
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恐るべき数字当て
これまた酒の席で盛り上がること必至のサイコロゲーム。
1~6の数字を宣言してから10個のサイコロを振り、
宣言していた目が出ればセーフでそのサイコロを取り除く。
なければ罰ゲームのドリンクを飲むというルールだ。
最初はかなりの確率でセーフになるが、サイコロが2個になれば確率は36分の11、
最後の1個は6分の1の確率でしかセーフにならない。
ゲームが進むにつれて、ドリンクを飲む確率がぐんぐんアップ。
サイコロバトルは白熱していく。
【遊び方】
人数:2~5人ほど
①1~6の好きな数字を宣言し、10のサイコロを振る。
②宣言した数字が1個以上出ればセーフ。
宣言した目のサイコロをすべて取り除き、次の人にバトンタッチ。
最初に10個振って宣言した目が出なければ、3杯飲まなくてはいけない。
③宣言した目が出なければ、1杯飲んで振り直す。
徐々にサイコロが減っていく。
④最後の1個も同じで、宣言した目が出るまで飲み直して振り続けなくてはいけない。
逆に、最後の1個を一発で当てたら、周りが1杯ずつ飲まなくてはいけない。
一発当てを成功させたときの喜びは格別。祈りを込めてサイコロを振ろう。
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簡単だけど面白い
ひたすらサイコロの上にサイコロを積むという、極めて単純なゲーム。
簡単なので誰でもすぐ参加できるが、酔っ払っているとなかなかうまく積めず、かなりの集中力を必要とする。
サイコロの〝バベルの塔〟を崩してしまった人には、罰ゲームのドリンクが待っている。
使っていいのは片手だけにするか両手もOKにするかなど、事前に細かいルールを決めておきたい。
「小指と薬指だけ」なんてルールもオススメだ。
男女でペアを作って、「それぞれ片手の人差し指しか使っちゃダメ」という条件で遊ぶのも、
共同作業ができて楽しい。
【遊び方】
人数:2~6人ほど
①サイコロを順番に積む。積み方で、その人の性格が分かるかも!?
②ズラして置いたり、「1」の穴へ斜めに載せたりするのも戦術の1つ。
③「1」の上への斜め載せには、「1」の穴をかぶせて対応しよう。
④崩してしまったら、あらかじめ用意しておいた罰ゲーム用のドリンクを飲み干す。
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~上海ジャピオン1月21日号