上海マラソンに挑戦しました

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上海マラソンの様子を早速レポート!
といきたいところだが、
まずは上海マラソンのあらましについて説明しよう。

今年は3万人超え
陸上競技の中でも、男子競歩50㌔に次ぐ、
42・195㌔の長距離を競う種目・マラソン。
五輪の陸上競技では、男子マラソンがトリを務めるなど、
花形種目として世界中の注目を集める。
中国では、2007年のロンドンマラソン女子で周春秀が、
09年の世界陸上競技選手権大会(ベルリン)の
女子マラソンで白雪が、それぞれ優勝するなど、
中国人選手が国際的に活躍するにつれ、
国民の間で関心が高まってきている。
現在、全国各地で30以上のマラソン大会を開催し、
年々その数を増やす中国。
中でも、北京、アモイ、上海、大連の
4都市で開かれる国際大会は、
「中国4大マラソン」として国内外に名を轟かせる。
そのうちの1つ、上海国際マラソンは、
1980年代初めから行われていた
国内限定の大会が発展する形で、
96年9月28日に国際大会として初開催。
フルマラソン、ハーフマラソンに加えて、
5㌔、2・5㌔の種目が用意され、
日本、ドイツ、アメリカ、スイスなど、
外国人約700人を含む、6000人が参加し、
大会を盛り上げた。
なおフルマラソンは、人民広場をスタート地点とし、
南京東路、南浦大橋、楊高路などを通り、
東方明珠塔をゴールとするコースで行われている。
参加者も年を追うごとに増え、
2002年には1万人を、07年には2万人を突破し、
今年は3万人に達するマンモス大会となった。

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受付初日に定員突破
上海マラソンに参加を希望する人は、
フルマラソンであれ、5㌔程度の健康マラソンであれ、
事前登録が必要だ。
登録は、通常2カ月ほど前から開始し、
定員になり次第締め切られる。
今年は、上海体育場の敷地内に登録所が設けられたが、
健康マラソンに関しては、場所が急遽変更となり、
訪れた市民たちが混乱する様子も見られた。
なお、上海マラソンの公式サイト
(www.shmarathon.com)からも
登録可能ということもあり、
登録開始初日に中国人参加枠が
ほとんど埋まる大盛況となった。
外国人向けに一定人数の登録枠が確保されているが、
登録期限内であっても、
一部登録枠が中国人分に振り分けられる場合もあるので、
登録は早めが吉だ。
今年の登録費は、外国人の場合、
フルマラソン部門で200元、
ハーフマラソン部門で150元、
健康マラソン部門で100元。
大会開催日の前日~3日前に、
ゼッケンや走行タイム計測用の「RCチップ」、
記念Tシャツなどを指定場所で受け取る。
こちらも、受け取りが遅れると、
希望するサイズや色の在庫がなくなるので注意したい。
大体の概要を理解したところで、
続いてジャピオンスタッフの走りっぷりを見ていこう!

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ハーフマラソンに挑戦
参加者に雨は関係なし
今年は、雨であいにくのコンディションとなった
「上海マラソン」。
スタート地点・外灘付近は、朝6時前から、
すでに参加者で溢れかえっていた。
6時10分、取材班が待ち合わせ場所に到着すると、
1人黙々と準備運動をする男が。
彼こそ、ジャピオン1、筋トレとランニングを愛する、
編集部のヨウヘイだ。
少し遅れて、「今日はイメトレの成果を見せますよ」と
元気よく語る営業部のキャスと、
高校時代に県大会女子100㍍走3位という
輝かしい経歴の持ち主・ちーやんも登場し、
挑戦者がそろった。
いずれもハーフマラソン(21・0975㌔)は初挑戦。
各々不安を抱えつつも、
スタート地点の陳毅広場へ移動する。

雨がっぱがトラップに
時計が7時を指し号砲が鳴り響く。
ついにスタート!
のはずが、すし詰め状態で歩くことすらままならない。
何分か過ぎ、人がバラけてきたところで、
キャスが「前方にいたスカートの人が気になるんで、
お先に失礼」と言って猛ダッシュ!
ヨウヘイとちーやんは、それを冷ややかな目で追いつつ、
走り始めるのだった。
ヨウヘイは日頃の練習の成果を見せ、
南京西路で早くもバテ気味のキャスを抜き、
ちーやんも引き離していく。
ところが、コースを歩く参加者が邪魔になり、
自分のペースで走れずイライラがピークに。
華山路到着時には、すでに7時45分になっていた。
目標の2時間切りは難しい…
諦めモードで淮海中路を走る。
そんな時、陝西南路駅近くに待機していた取材班の声援を耳にし、
ヨウヘイはテンションアゲアゲ。
「やってやるぜ!」と威勢のいい声を発し、
ペースも大幅アップするのだった。
コースでは、雨で滑りやすい路面と、
脱ぎ捨てられた雨具に足を取られ、
派手にこける選手もチラホラ。
キャスとちーやんがケガしていないか心配していると、
ちーやんがやってきた。
取材班に向かって「トイレに行きた~い」
と悲痛な叫びを上げ、
沿道のおばちゃんの誘導のもと、
公衆トイレに消えていった。
また、キャスが一向に現れないため電話するも、応答なし。
リタイアしたものと判断し、追跡を終える。
キャスよ、さらば!

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足つりトラブル発生
龍華東路に入ると、残りも約8㌔。
段々辛くなってくる頃だ。
盧浦大橋近くは、フルマラソンの選手が往復する
絶好の観戦スポットとあって、観客も集まり、
太鼓を鳴らして踊る熟女応援団も笑顔で声援を送る。
ヨウヘイもそれに乗せられてか、
直近5㌔を23分台とハイペースだ。
元気そうだが、チョコを食べた際に唇をかみ、
血を流している。
「沁みる沁みる~」と言いつつも、
取材班が手渡した水を飲み干しガッツポーズ。
この調子なら2時間を切れるかも!?
しかし、そうは問屋が卸さない。
過度な練習が祟ったのか、残り3㌔で足がつるヨウヘイ。
歩くと余計に痛むため、走ってゴールを目指す。
ゴールの上海体育場に近づくにつれ、
観客は増える一方で、
「加油(頑張れ)」という声援に合わせ、
ラストスパートに入るランナーたち。
ヨウヘイも歯を食いしばって、
ゴールを駆け抜けるのだった。
最後はさすがにペースが落ち、
時計の針は9時19分を指していた。

結果は何と記録なし
ヨウヘイの走りに夢中で、
すっかり営業部の2人のことを
忘れていた取材班だったが、
ちーやんは9時45分頃、
リタイアしたと思われたキャスも、
制限時間ギリギリの9時55分頃見事にゴール。
ちーやんは走行タイム計測用の
「RCチップ」を付け忘れ、
記録なしというオチがついたが、
それもご愛嬌。
一同健闘を讃え合い、
「来年はフルに挑戦!」と宣言するのであった。
なお、翌日社内では、筋肉痛のため足が上がらず、
引き摺りながらソロリソロリ歩く哀れな姿が見られたのは
言うまでもない。

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スタートは14分後
僕は、ビール片手に
スポーツ観戦するのが大好きですが、
自分では全くやらないんですよ。
でも、たまにはメタボ解消に運動するかと、
会社のみんなに内緒で、
こっそりと上海マラソンに参加してきました。
まあ、5㌔程度の健康マラソンですがね。
当日は雨が降ったので、
参加者も少ないんじゃないかと心配してたら、
外灘は人人人!
観客が多すぎて待機地点もどこかわからんとです。
とりあえずそれらしいところにいると、
歓声が上がりました。
時計を見ると7時、つまり大会開始…と言っても、
健康マラソンエリアは
カタツムリ並みの歩みでしたが。
まあ記録を狙う気なんてさらさらないので、
のんびりと行きますよ。
和平飯店近くでスタート地点が見えてきました。
えっ、14分経過!?
トップ走者たちが、
もうすぐ健康マラソンのゴールに着く時間ですぞ!
何だか急に負けられない気になり、
試しに走ってみると、動悸・息切れが激しく、
〝救心〟をくれ~状態に陥る体たらく…。
慣れないことして、大事になってはマズイと思い、
大人しく歩くことにしました。
何と素晴らしい言い訳(笑)。
自分と同じように歩く人も多く、
デート感覚のカップルや
会社に動員されたと思われし団体、
ロボットやクマの着ぐるみを着たコスプレ選手など、
皆、思い思いに楽しんでますな。
キックボードに乗って
ズルしてる子どももいましたよ。
見える風景は歩道からとほぼ変わらないので、
ありがたみは薄かったですが、
車や自転車を待たせて、
車道を闊歩するのは気持ちよいものです。
ゴールの上海展覧中心に着いた時には、
1時間半近く経っており、
危うく失格になるところでしたが、
滑り込みセーフ。
完走した証のメダルももらえて満足満足。
全然汗をかかなかったものの、
家に帰ってひと風呂浴びた後のビールは
格別でしたとさ。

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~上海ジャピオン2012年12月21日号

 

 

 

 

 

 

 

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