カードを手にした瞬間、運命が決まるスクラッチくじ。街角で「中国福利・体育彩票」と看板を掲げている宝くじ販売所で購入できる。価格は1枚5~30元が主流。やり方は簡単!イラスト部分を削るだけ。それでは1元硬貨を片手に、早速チャレンジ!
―遊び方―
A 彩運享通
(10元/枚、最高賞金額80万元)
・チャレンジその一
①この4マスをすべて削る。
②「彩運」の文字と金のイラストが出てくれば当たり!書かれている金額に、マスの倍数2~20倍を掛けたのが当選金額だ。
・チャレンジその二
③まずこの2マスを削り「中奨号碼(当選番号)」を確認。
④ここを削って、③の当選番号があれば当たり。番号下の金額がゲットできる。さらに「66」か「88」が出た場合は、当選番号と合致するしないに関わらず、番号下の金額の2倍が当選する。
B 発奨金
(5元/枚、最高賞金金額12万元)
・チャレンジその一
①イラスト全体を削ると、5元、15元、500元…など様々な金額が出現。その中で、3つ同じ金額があればビンゴ!その金額がもらえる。
・チャレンジその二
②左枠に移り、上2つの「中奨号碼」と同じ数字が出現すれば当たり。
―当たったら―
運よく当選したら、スクラッチくじを販売所に持っていけば当選金額と交換してもらえる。なおそれぞれのカード下にある「保安区」を間違って削ってしまった場合、そのカードは無効になってしまうので気を付けて。「刮刮楽」は3月17日(土)に、広州市で100万元の当選者が出ている。羨ましい!
宝くじは運任せではなく、データを頼りに選びたい!という頭脳派なら、ぜひ挑戦してもらいたいのが数字選択式くじ「双色球」だ。日本でもロトやナンバーズでお馴染みのこのタイプ。数字の書かれたカラーボールが入った抽選器がぐるんぐるんと回って、順番に出てくるボールの数字が読み上げられる…そんな光景を一度はテレビで見たことがあるはず。スクラッチくじとは異なり、自分で数字を選択できるときたら、確率を計算して当てにいくしかない!頭を絞れば絞るほど、大富豪への道も近付く…かもしれない。
スタンダードはコレ
まずは手始めに「双色球」を試してみるのがオススメ。売り場スタッフに「一番人気は?」と聞くと、口を揃えてこれを薦めるほど全国的にメジャーなくじだ。一口2元、最高賞金額1000万元、日本円にして約1億6000万円。30円ちょっとでこれが当たれば、まさにチャイニーズドリーム!!
やり方は、記入シート上段の数字1~33から6つ、下段の数字1~16から1つの数字をマークシート形式で塗りつぶし、売り場スタッフに渡す。後は、番号と抽選発表日が書かれた引換券を大事に持ち帰って、結果発表を待つだけ。当選した場合、賞金引き換え期限は60日間だから、ぼんやりしてると当選くじが紙クズになってしまうのでご注意を。
ちなみに体育彩票なら6000元、福利彩票なら1万元より高額が当たったら、当選券と身分証(パスポートなど)を持参のうえ、指定の当選手続所へ行くことになる。その際、当選金額の20%の税金が掛かるから覚えておこう…というのは少々気が早い話かも。
データ収集がキモ
せっかく買うのなら、その当選確率を少しでも上げたいもの。小学校で習った確率・統計の授業を思い出して、次に吐き出されるカラーボールの数字を導き出してみよう。
この分析をするのに役立つのが、ネット上で参照できる彩票サイトだ。国営の「中彩票」をはじめ、民営企業「163・com」が運営する「網易彩票」、陶宝系列の「陶宝彩票」など、200社以上が公式ウェブサイトを持っている。これらサイトでは、当選結果や彩票にまつわるニュース、各種くじの当選傾向を分析した資料が載っている。
さあ、的を絞って分析だ
お次は、サイトの活用術をレクチャーする。ここで重要となってくるのが、画面上部にある「走勢図(傾向表)」。このタブをポチッとクリックすると、各彩票の「基本走勢(基本的傾向)」、「大小走勢(数字の大小比率)」、「奇偶分析(奇数・偶数の出現比率)」、「連号走勢(連番の出現比率)」など、これまでの当選結果の傾向を閲覧することができる。
まずは「基本走勢」で、全体の流れを把握。連番が続く傾向や、過去にどれくらいその数字が出ていないかなどをチェックしよう。ただし、そこから当選確率を上げる公式を導き出せるかはアナタ次第。それぞれがマイルールを以って分析に望んでいるので、もし周囲に「双色球」ファンがいれば、分析方法を聞いてみると盛り上がること請け合いだ。
相性のよい宝くじを探せ
上海では全国版、上海版くじを合わせ、たくさんの彩票が存在する。毎日抽選が行われているもの、週3回のみのもの、最高金額が500万元のもの、1000万元のもの、また体育彩票には、サッカーやバスケットボールの試合結果を予想するものもある。そのほとんどが一口2元からなので、気軽に挑戦してみるといいだろう。
やり方は基本的に同じなので、1つマスターすれば、どのタイプもきっと挑戦できるぞ。
つい数年前まで、レストランなどでもらうと領収書の右上に付いていた「くじ」。シルバー部分を削り、当選していれば金額が、していなければ「謝謝」の2文字が印刷されていたものだが、領収書のタイプが更新されると同時に姿を消した。
そして最近開始されたのが、50元以上の領収書とアプリ「支付宝(アリペイ)」などを用いて参加する抽選くじ。遊び方は、スマートフォンで領収書に付いているQRコードを読み取るだけなので簡単。でもルールが少し複雑なため、今一度おさらいしてみよう。
―遊び方―
まずアプリ「支付宝」の「発票管家」をタップ。このメニューはトップページには表示されないので、ページ中央右の「更多」を押し、カテゴリ「便民生活」から探そう。続いて中央にある箱のイラスト「発票揺奨(領収書抽選)」を選択。すると領収書情報を記入するページに移動する。
ここでQRコード読み取りボタン(④)をタップし、領収書のQRコード(①)をかざせば自動的に情報が登録されるので、後は「開始揺奨(抽選開始)」を押せばOK。抽選結果が即座に表示される。コードが上手く読み取れない場合は、必要情報を手打ちで記入する(②~③参照)。当選金は「支付宝」にチャージされる。これで第一回抽選は終了だ。
続いて第二回抽選が始まるのだが、こちらに参加できるのは個人名義で発行した領収書のみ。対象のものは第一回抽選後、自動的に第二回抽選登録画面に進むので、そこで氏名とパスポート番号、携帯番号を記入し「確認参与(参加決定)」ボタンを押せば完了だ。
第二回抽選は当選金額が最高40万元と跳ね上がる。ただしその結果発表日は決まっておらず、上海市国家税務局の知らせを待つ必要あり…。果報は寝て待て、といったところだ。
~上海ジャピオン2018年4月6日発行号