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上海蟹料理を気軽に

星の数ほどもある上海のレストラン。その中で「2018年必ず食べに行きたいレストラン」第3位に輝いたのが、上海蟹レストラン「蟹榭」だ。高級食材である上海蟹をリーズナブルに味わえることが、人々の心をガッチリ掴んだ。

同店でぜひ味わっていただきたいのが「蟹粉桃胶」(38元)と「禿黄油捞飯」(86元)。「蟹粉桃胶」は、ほぐした上海蟹の身と上海蟹の卵、グリーンピースを「桃胶」(バラ科の植物由来で、葛のような食感の食材)と一緒に煮込んだ料理。器の底がロウソクで温められているので、最後まで熱々で楽しめる。「禿黄油捞飯」は、白米と、上海蟹の卵・白子を蟹油で和えたもの。イタリア産バルサミコ酢が別の器に盛られ、テーブルで混ぜ合わせていただく。

肩肘張らない雰囲気の中、ローカルの人々に混じって、上海蟹を思う存分味わおう。

尼発・ツバメの巣スイーツ

近年、驚くべきスピードでレベルアップしている、上海のスイーツ&パン業界。そんな中で堂々2位にランクインしたのは、「玫溧燕窝・法式燕窝甜品」だ。

同店は、良質なツバメの巣の産地で知られる、インドネシア発祥のスイーツ店。店内には、インドネシア民謡の「ラササヤン」が流れ、ドリンクメニューは「印尼拉茶」(38元)をはじめ、インドネシア産の紅茶やコーヒーメニューが数多く並ぶ。

さて、メインのスイーツだが、高級食材・ツバメの巣を使用しているため、やはり値段の方も豪華。オススメは、タルト生地にチーズクリームを詰めて焼き上げ、最後にツバメの巣を乗せたエッグタルト「法式燕窝凍齢蛋撻」(18元/個)。小ぶりだが、中のチーズクリームが絶品!

美容効果が高いというツバメの巣を使った、女性には大変うれしいスイーツ。ぜひ一度、ご賞味あれ。

正統派の茶飲料

競争が激化する、上海のドリンクスタンド業界。激戦の末、1位に輝いたのが「純焼大紅袍」だ。軌道交通「中山公園」駅を出て、愚園路に入ったところに店を構え、開店して2年余りとのこと。

福建省武夷山産の高級烏龍茶「大紅袍」がメイン。この茶をベースに、健康食材を加えたドリンクやスイーツがメニューに並ぶ。

早速、一番人気の「桃胶雪蓮子」(36元/360㍉)をオーダー。大紅袍に、桃胶、サイカチの実、キンモクセイ、氷砂糖と、漢方にも用いられている自然派食材を配合。好みでホット、常温、アイスから選べる。甘さも、ハチミツで調整可。さすが高級茶葉だけあって、茶本来の味が圧倒的に強い。それにほかの食材の味や歯触りが、よいアクセントになっている。

店内では、茶葉などのオリジナル製品も販売されており、帰国時の土産探しの際にも重宝しそう。

珍しいマジック専門バー

「バー高評価ランキング」第3位にランクインしたのが、上海で数少ない、マジックバー「魔術酒吧ブラックストーン」。

同店は飲酒のみの利用は不可で、サイト「大衆点評」上or店頭にてマジックを鑑賞するために「入場チケット」(180元~)を購入する必要がある。開演間近になると店内を仕切るカーテンが開き、店内奥には3段になった半円状のテーブル席がお目見え。

ショーは前後半各30分、休憩5分の約60分。前半のマジシャンはイギリスで10年近くマジックを勉強しており、ファンもいるようだ。マジックはスプーンやトランプを使った基本的なものが多かったが、自分の目で見てみると「お~」と思わず声を上げてしまうほど面白かった。

~上海ジャピオン2019年5月31日発行号

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