アトラクションが満載
閔行区の会員制スーパー「宝燕到家」2階にある室内施設「宝燕楽園」。ここは大小様々なアトラクションが並び、レストランも併設され、親子で1日中楽しめると評判の親子向け室内テーマパークだ。対象年齢は1~12歳。
まず初めに受付へ。入場料で、園内すべてのアトラクションが遊び放題となる。なお、入場の際には、大人も子どもも滑り止め付きの靴下を着用する必要があり、受付で1足10元で販売している。靴は靴箱の中へ入れ、開閉はスマートフォンで操作する。
園内に入ると、定員10人程度の小さなメリーゴーランドやゴンドラがお目見え。この2つは、1人からでも動かしてくれるので、閑散時には貸し切り気分を味わえる。親子で運転できるミニゴーカートもあり。
巨大滑り台に大興奮
さらに進むと、同施設一番人気の巨大滑り台が登場。約2階分の高さがあるレインボー滑り台や、ほぼ直角の滑り台はスリル満点で、何度も滑りたがる子どもが多く、付き添う大人の方が先に疲れてしまうんだとか。なお身長130㌢以上の子どもが対象で、長袖・長ズボン着用が必要なので注意して。
2階部分は、乳幼児でも思いっきり寝転がって遊べそうな空間が広がる。各部屋には絵本やブロックが置いてあり、遊び疲れたら、そのままお昼寝できそう。そのほか大きな砂場や、子どもたちが消防隊員に扮し、水を発射して火を消すちょっと変わったアトラクションも。思いっきり身体を動かせて遊べる施設を、1日堪能しよう。
小動物を至近距離で展示
浦東新区のデパート「八佰伴」10階に最近、室内動物園「嘟嚕嘟嚕萌寵樂園」がオープン。
ここではウサギやリス、小鳥、ミーアキャットなどの小動物がかなり近い距離に展示されており、一部は実際に触ることもできるという。早速受付でチケットを購入し、入口で手を消毒した後、入場。と、最初にアニメムービーが流れる。どうやらただの動物園ではなく、これから不思議の島に冒険へ行き、そこに住む動物や妖精たちに元気のパワーをあげる、という設定のよう。園内各所にスタンプが隠されており、集めるとご褒美がもらえるなど、エンタメ要素が盛り込まれている。
見て触って、勉強できる
ではいよいよ次のドアを抜け、動物たちとご対面。カメレオンやリス、ウサギ、アルパカなどを至近距離で観察でき、子どもたちは大はしゃぎ。大広間では不定期にスタッフが動物や鳥を連れ出し、触らせてくれる。広くない園内でも、半2階部分に吊り橋や滑り台を設け、上ったり下ったりと、歩き回れる仕組みになっている。ほかステージで動物のショーや、餌付け体験なども開催。屋外動物園にはない、親密な雰囲気が魅力だ。
スタッフは皆親切で、大人、子ども問わず丁寧に動物の説明をしてくれるのが好印象。また動物を触った後は必ず手を洗うよう指示され、園内も異臭はなく、衛星管理が徹底されている。
施設奥にはレストランや小さなプレイルームも併設。動物がいるので、決してとても涼しい環境ではないが、動物好きのちびっ子たちは満足できるはず!
レゴの世界へようこそ
誰もが子どもの頃、遊んだことがあるだろうブロック玩具「レゴ」。長寧区のショッピングモール内にある「レゴランド」は、まるでレゴの世界に飛び込んだような気分を味わえるテーマパークだ。
週末は入場に行列ができる人気ぶり。パーク内は、すべてがレゴブロックでできた上海の街並みや、架空の街がズラリ。一部は実際にブロックを積んで遊んだり、街の中央に立って覗いたりできるので、自分がまるで巨人になった気分が味わえる。
また人気なのが、自分の好きな車を組み立て、レーンで走らせるコーナー。1人1つ、車輪と土台を与えられるので、子どもたちは思い思いの車を作り、実際にレーンで走らせ、激しいレースを繰り広げている。
水族館とセットでお得
アトラクションは、4D映画館が好評。15分ほどの短編アニメで、風が吹いたり泡が飛んだりと、子どもたちが喜ぶ仕掛けが満載だ。また小さい子ども向けの滑り台や、魔法のイスに乗って空中をクルクル回る遊具なども用意。すべて遊んで、3~4時間ほど滞在する親子が多いそう。
アトラクションやアスレチックは、靴下着用必須なので忘れずに。また同ランドは、大人だけでの入園は不可。ほか同ランド入場券にプラス80元で、隣の「長風公園」にある水族館「長風海洋世界」も入場できるセットチケットも販売。午前・午後でそれぞれ回れば、たっぷり遊べて大満足の1日になるはずだ。
小さい子向けのパーク
炎天下だけど、たまには外で思いっきり遊びたい! そんな子どもには、アンデルセン童話をテーマにしたテーマパーク「安徒生童話楽園」の夜入場をオススメしたい。
同パークのチケット定価は1人138元だが、旅行サイト「携程」などでは特価チケットを販売。前日チケットは約80元、夜間チケットは約70元で販売している。夜間チケットは14時から入場可。夏の間は日差しが弱まり、涼しくなる夕方から入場するのが良いだろう。
同テーマパークは、小学校低学年までの小さい子向き。園内にはメリーゴーランドやゴーカート、回るコーヒーカップ、アスレチックなどが点在し、屋内にボールプールや巨大滑り台なども設ける。
人が少なくてラッキー!?
ところで同ランドの一番の特徴は、とにかく人が少ないこと。土日に行っても人はまばらで、どのアトラクションも基本、乗り放題。遊具を1人占めして、何回でも乗っていられるのは、子どもにとって夢のような時間…かも!? ほか屋外では、ロープで登れるタワーや、大きなブランコなどのアスレチックが多く、身体を動かしたい子にはピッタリ。
屋内アトラクションは、靴下の着用が必須。また大きな噴水があり、そこで水遊びができるので、タオルや着替えなども準備した方が◎。食べ物・飲み物の持ち込みOKなので、準備してもいいかも。
~上海ジャピオン2019年8月9日発行号