新たな教育管理制度 飛び級、留年などに新規定

 市の教育委員会は2月26日、市内の学校に通う生徒と児童の、成績、休学、復学、退学、学籍管理などに関する新制度「上海市中小学学籍管理辦法」を発表した。施行は2006年4月1日から。
 今回の制度では、小中学校での飛び級となる条件を明確に規定した。
 飛び級の審査対象として、総合的な素質や成績が挙げられ、さらに、生徒と両親の書面申請、学校側の全面的な同意などの規定も取り決めた。飛び級生の学籍取得に際しては、一般と同じく、卒業試験と新入生統一試験の合格を科すなどとした。
 さらに、留年対象の条件も明確に規定した。社会的な実践活動に消極的な態度であることや、各校で定めた履修単位を取得していないこと、無断欠席が3分の1以上あることなど。また、小学校1、2年生と小中高ともに卒業年度の場合、留年は免除される。
 中国での学業制度では通常、小学校5年間、中学校4年間、普通高校3年間となっている。(2月27日)
~上海ジャピオン2006年3月3日発行号より

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