オススメポイント
同書は幸せを渇望する男と、幸せを悟った菩提樹の2つのキャラクターを通して、「幸せになるにはどうしたらいいか」という10パターンの道筋を示した物語です。1000年を生きた菩提樹が話し出し、男に幸せの〝贈り物〟をすることにより、「幸せ」や「人間の弱さ」といったテーマに迫ります。物語形式で進められる文章はわかりやすく、単純でありながら奥が深い、そんな〝贈り物〟が読者を惹き付けます。
カメラを通して世の中を見つめてきた著名写真家が綴る、幸せと人生について考えさせる作品です。
〝幸せ〟になるための10の贈り物
幸せを探して彷徨っている男がいました。彼は菩提樹の下までやって来ると、幸せはどこにあるのだ、と呟きます。すると菩提樹が突然、幸せはすぐ近くにあると彼に語ります。菩提樹は、疑問を抱き続ける彼が幸せを見つけられるように、贈り物を10個用意したと言います。そして、困ったら自分を探すようにと男と約束しました。
菩提樹が男に用意した〝贈り物〟とは…。
~上海ジャピオン2014年6月6日号