上海蟹生産良好も収益減 販売価格1割減の見込み

上海市崇明島や蘇州市の陽澄湖では、上海蟹の今年の生産量が良好である一方、昨年より実施された「三公消費(海外出張、公用車の購入と維持、飲食接待)」の制限や「中央八項規定(国家公務員の勤勉倹約励行)」などの影響で、上海蟹の売り上げ下落が予想されている。
漁業関係者によると、今年は雨量など気候に恵まれたことで、上海蟹の生産量が上昇、供給量が増加。従来の需給率が逆転し、販売価格が最低でも10%ほど下落するとみられている。
なお、陽澄湖の初水揚げは9月20日(土)頃を予定しており、今年の生産量は昨年比200㌧増の2300~2500㌧になる見込み。また、市内では昨年の「三公消費」実施以来、上海蟹料理店の役3割が閉店している。(9月1日)

~上海ジャピオン2014年9月5日号

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