上海建築装飾有限公司が、6月末に静安区愚園路にあるダンスホール・百楽門舞庁の補修工事を終える予定であることを明らかにした。
同ダンスホールは、1932年に建てられたが、近年、外壁の風化や落下など老朽化が激しかったため、今年4月中旬より補修工事を始めていた。
関係者によると、今回の工事は、何人もの歴史家の意見をまとめた補修案を基に行い、建設当時の様子を再現するという。また、外壁に新しく使用される煉瓦は防水・防腐効果があり、風雨による侵食の予防を期待されている。
静安区は上海万博を迎えるにあたり、区内の歴史的建造物の補修工事を実施しており、77年の歴史を持つ同ダンスホールも対象となっていた。
(6月10日)
~上海ジャピオン6月19日号より