12月10日(日)、陸家嘴功能区域管理委員会の顧暁鳴副主任は、「現代交通建設と科学技術創新フォーラム」の壇上で、外灘観光トンネルを公共交通としてモデルチェンジする考えを明らかにした。これは2010年の上海万博までの実現を目指すもので、具体的な計画は現在検討中。
外灘観光トンネルには、無人運転システムを採用した10人乗りゴンドラが2分間隔で運行している。片道の所要時間は約5分。1時間で約300人を運べるため、公共交通として実用化されれば、慢性的な交通渋滞を緩和できると期待されている。
この一方で、片道30元、往復40元という料金は継続すべきかなど、公共交通化に際しての諸問題も指摘されている。
外灘観光トンネルは、外灘と東方明珠塔を結ぶ海底トンネル。内部では、ハイテク光線によるカラフルで幻想的な演出が楽しめる。2001年のオープン以来、観光名所になっており、現在でも年間200万人、1日平均5000人の利用者がいる。
(12月11日)
~上海ジャピオン12月15日発行号より