カピパラ親子の ススメ! おけいこ~季風二胡教室

中国の民族楽器に挑戦  美しい音にウットリ

繊細な音が美しい中国の楽器、二胡。この前、中国茶館の音楽会に参加した時に、その音に魅入られて、自分でも弾けるようになりたい! と、古北エリアの二胡教室「季風二胡教室」に行ってみました。

教室には二胡がズラーッと並べられていて圧巻。講師の張先生は、日本語達者でやさしそうでちょっと緊張がほぐれます。さっそく、レッスンがスタート。

まずは先生による二胡の歴史と構造の紹介から。この楽器のルーツとなる擦弦楽器はインドにあり、シルクロードを渡って中国にやってきたものは二胡に、ヨーロッパに渡ったものはバイオリンとして定着したそう。楽器の紹介もしてもらいます。紅木で作られた棹と胴、胴に貼られたヘビの皮…初めて手に取ってみましたが、2本の弦がとっても細く繊細で、ここからあんな力強く様々な音階が出るなんてちょっと信じられない気持ち。

いよいよ実践です。イスに座り、二胡を持つ…前に、先生から正しい座り方のレクチャー。浅めに座って、背筋をまっすぐ伸ばし、左足を少し前に出して、そこに二胡を乗せます。この姿勢のキープが意外と難しい! 二胡奏者の姿勢がみな美しいのは楽器のためなんだなぁ、と納得です。

さらに右手に持った弓で、弦を引いてみます。が、キュキュキューと頼りない音…(泣)。再度先生の手を借りながら、弓を水平に引くと、美しくしっかりとした音が! これには大感動でした。

ここで30分のレッスンはそろそろ終了。来週までに、座り方と弓を水平に引けるよう練習するように、との宿題もいただきました。先生によると、毎日15分ぐらい練習すれば、1カ月で簡単な曲を弾けるようになるとのこと。さらに教室では二胡の発表会や検定試験の指導もしているそうで、はじめてから4年で最高レベルの10級を取得した生徒さんもいるんだとか。週末に通う男性の生徒さんも多いみたいですよ。私もいつか、美しく二胡を操る女性になれたらいいな~。

info

店名  季風二胡教室

住所  栄華西道39弄金鹿公寓8号A室

HP:  www.shniko.com

予算 「初心者コース」(180元/30分)、「短期コース」(5800元/6回)など

~上海ジャピオン2021年5月28日号

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