筆談

続・筆談の落とし穴~vol.21「開夜車」=「徹夜する」
説明しよう!「開夜車」は「徹夜をする」を指す中国語の慣用句である。「夜行列車を運転すること=徹夜する」となったようだ。「熬夜」や「夜猫子」とも言う。会話中、張君は夜通しでしていた仕事を終わらせたことを話したのだが、山…

続・筆談の落とし穴~vol.20「低頭族」=「謙遜する人」?
説明しよう!「低頭族」は「スマートフォンなどの電子機器に夢中で、常に下を向いている人たち」を指す比較的新しい中国語だ。日本で「~男子/女子」という造語が流行っているように、中国でもある特徴を持った人たちを総称する言葉が日々生…

続・筆談の落とし穴~vol.19「房東」=「大家」
説明しよう!「房東」とは「大家」を指す中国語である。昔、主人が東の方角に、客人は西に腰を下ろしたことに由来する。一方「大家」という言葉は、中国語で「みんな」を意味するから気を付けよう。会話中、張君は借りている部屋の大…

続・筆談の落とし穴~vol.18「粉絲」=「Fans(ファン)」
説明しよう!「粉絲」とは、英語の「Fans(ファン)」を音訳した中国語で、アイドルやスターなどの愛好者を指す。元々は「追星族」が使われていたが、だんだんとこの外来語の音訳のほうがメジャーになったようだ。会話中、張君は…

続・筆談の落とし穴~vol.17「走紅」=「人気が出る」
説明しよう!走紅」とは「人気が出る、歓迎される」を指す中国語である。レッドカーペットを歩くような人たちをイメージすればわかりやすいかもしれない。会話中、張君は最近人気の女優の話をしただけなのだが、山本さんは、彼女が信…

続・筆談の落とし穴~vol.16「薪水」=「給料」
説明しよう!「薪水」は中国語で「給料」という意味である! 井戸水や薪でおこす火で日々を暮していた魏晋南北朝時代、「薪水」は生活必需品を指す言葉だった。しかし近代、賃金制度が普及し、貨幣が生活に欠かせなくなった頃から、「薪水」…

続・筆談の落とし穴~vol.15「挨拶」=「拷問を受ける」
説明しよう!中国ではその昔「拶子」といって、木片で指を挟む刑罰があった。また「挨」には「受ける、耐え忍ぶ」といった意味がある。会話中、山本さんは遅刻してきた張くんから、遅れた詫びの一言でもほしかったのだろうが、張くん…

続・筆談の落とし穴~vol.14「養壁虎」=「ヤモリ」
説明しよう!「壁虎」は「ヤモリ」のことを指す中国語である! 日本語ではご存知の通り、「守宮」や「家守」と表記する。会話中、張くんは何の気なく山本さんに雑談を振っただけなのだが、受付の李さんの外見を貶すばかりか、彼女の…

続・筆談の落とし穴~Vol.13「弾丸黒子の地」=「極めて狭い土地」
説明しよう!「弾丸黒子の地(だんがんこくしのち)」は日本語で「極めて狭い土地」を表す比喩表現だ! 弾丸や、黒子(ほくろ)ほどのごく小さいもの、が由来で、「猫の額」にも言い換えられる。会話中、山本さんは張くんに家族が暮…

続・筆談の落とし穴~Vol.12「横幅」=「横断幕・バナー」
説明しよう!「横幅」は中国語で「横断幕・バナー」という意味である! イベントで舞台の壇上に掲げられたり、街中で標語を記してあったりするアレのことだ。会話中、張くんは会社のイベントで使うバナーの準備が間に合うか気になっ…