結婚式は着物で
日本の認定校で学ぶ
「実は私、日本人の男性と結婚して、今度式を挙げる予定なんです。
彼のお母様が着物を着てる写真が素敵だったので、私も結婚式には着物を着たいと思って。
それで着付け教室を探したんです」と、流暢な日本語で語る周さん。
周さんが選んだのは、古北カルフールの向かいにある「鈴乃屋きもの学院」。
日本にある着付け学校の上海認定校で、修了証書(有料)も発行している。
教室を切り盛りするのは、日本滞在歴約20年の姜(きょう)さん。
ビシっと決まった着物姿を見て周さんも、「カッコイイ!」とやや興奮気味。
貸し着物の中から好きなデザインを選んで、早速着付け開始だ。
反復練習が肝心
夢は子どもに着付け
長襦袢や帯などを姜さんが説明しながら、1つひとつ着付けていく。
専門用語に少しとまどいながらも、一所懸命に取り組む周さん。
姜さんは、「正しい手順を踏まないと、着終わった後どこか違ってしまうんです。
着付けはとにかく何回も繰り返し練習して、身体で覚えることが大事。
周さんほど熱心な方なら、すぐ覚えられますよ」と、丁寧に指導する。
授業を終えた周さんは、身のこなしまで何だかおしとやかに。
「先生は、いくら間違えても笑顔で明るくて、安心して授業が受けられました」と、大満足だ。
結婚式当日には、教室で一目ぼれした花嫁衣裳をレンタルし、姜さんに着付けてもらうことも約束した。
最後に周さんは、
「いつか自分の子どもが生まれたら、七五三の時などに自分で着物を着付けてあげたいですね。
気が早いですけど(笑)」
と、はにかみながら笑顔を浮かべた。
鈴乃屋きもの学院
TEL:159-2162-7060
住所:水城南路51弄26号601室
営業時間:10時~14時(木曜は~20時、火曜定休)
URL:shanghaikimono.jimdo.com
予算:
基礎科(前期1000元/6回、後期1400元/8回)、
専攻科(前期2400元/12回、後期3300元/14回)など
~上海ジャピオン5月21日号より