窓辺のバスタブが粋
財布に優しい寧波リゾート
Eメール、携帯ショートメッセージ、ミクシィのつぶやきと、
近況報告がスーパータイムリーになったこのご時世。
しかし、中には「アナログ一筋」という方もいるわけで、
ある日、アナログ派の友人から1枚のポストカードが舞い込みました。
ハガキに写っているのは南国風リゾートホテルのプール脇で、デッキチェアーに寝そべる友人。
80年代アイドル風なポートレートが、旅情を誘います。
A型の彼女らしく、几帳面な文字でびっしりと書かれた手紙を読み進めると、寧波のとあるホテルだと発覚。
そのホテルというのが、「ニューセンチュリー九龍湖ホテル」。
ハガキにはホテル滞在記が細か~く書かれておりましたので、抜粋してご紹介させて頂きます。
概観はオペラハウス?
「上海からこちら寧波へは、杭州大橋を使って約2時間でした」。
さっそくインターネットで地図をチェックしてみると、寧波市内に入る手前でアクセスがとっても便利。
「昨年5月オープンとまだ新しいの。デザインはアメリカの有名なデザイナーさんらしくて、納得トレ・ビア~ン」
とのこと。
シドニーのオペラハウスを思わせる外観は、確かにスタイリッシュでございます。
開放的な窓辺のバスタブ
スタイリッシュなのは外観だけではございません。
「到着するとお部屋でフルーツプレートがお出迎え。そして、部屋の造りに感動!
お部屋とバルコニーの間に、さらにカーテンに仕切られたスペースがあって、
お部屋から一段下がったそこはバスタブスペース。
新婚さんいらっしゃ~いな造りに、主人と2人トキメキが甦りました」
と、行間からラブラブぶりが伝わってきます。
しかし、最近のホテルはお高いですからね…と、ご縁ないかなと1人つぶやいたところで、
「1泊750元」の文字にご縁復活の兆し。
「今ならスタンダードの料金でデラックスにアップグレード、朝食付き、
お食事券100元分とスパ100元分付き」
と、手の届くところでてんこ盛りグッドプライスです!
アクティビティ大満喫
ほかにも「この滞在中は体調もとってもよかったから、ビリヤードや卓球で汗を流したの」
と、楽しみ方もいろいろあるよう。
ちなみに彼女が「食べ過ぎて幕内入りです」という朝ご飯は
1人98元と5ツ星級にしてはすこぶるリーズナブル。
そういえば彼女は妊娠5カ月。
安定期に入れば、近場旅行くらいは行けるものなんですね。
「また子どもが生まれたらみんなで来たいと思います」
幸せいっぱいの一言で締めくくられたハガキを読み終えた私は、
「旅先の友人からポストカード。羨ましいなう」
と、目の前の主人に向けてつぶやいてやりました。
?
~上海ジャピオン7月30日号より